モーツァルト:セレナード第7番 二長調 K250「ハフナー」
サー・ネヴィル・マリナー&アカデミー室内管弦楽団
最初のクラシック用のディスク紹介はこのマリナーのモーツァルト。
とにかくこのディスクを入手してからというもののオーディオ製品視聴の際、まずはこのマリナー盤を聴くことにしている。
track2のindex2から開始するのが常だ。
とにかく美しい響きである。モーツァルトの若書きの作品の響きとしてこれほど美しく適切と思えるものは私にとってはほかにはない。
マリナーは日本では軽く見られがちである。それは日本のクラシック評を支配しているレコ芸をはじめとした評論家というよりも小説家のような方々が、軽いだのモーツァルトの精神性が足りないなどという凝り固まったイメージのみで語った評論を量産したことが、その原因ではないかと思っている。
思うに10代の少年の作品に一体どれだけの精神性、、、以下略。
とにかくこの演奏は是非とも広く聴いていただきたい。みずみずしい感性を爽やかに聴くことが出来る。
演奏もさることながらこれほど美しい響きを録音したフィリップスの録音スタッフには感謝しかない。教会録音だが石の壁に響き渡る倍音成分が次々に折り重なり弦楽合奏の最上の美しい響きがこれでもかと楽しめます。
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