優秀録音盤として名高いポップ・ポップです。ステレオサウンド誌などで何度も視聴盤として紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。
とにかく録音が優秀です。この盤も入手後、オーディオ製品を視聴する際は常にかけるディスクの一つです。リッキー・リー・ジョーンズの口元が非常にピンポイントに位置しておりステレオイメージ再生に抜群の音像提示をしてくれます。同時期にホリー・コールのコール・ミーもベース音のうなりをはじめとする音の良さで良く紹介されていました。
しかしこの二つのディスクの録音には大きな違いがあります。ボーカルの口元の大きさです。リッキー・リー・ジョーンズの方は口の大きさがピンポイントですが、ホリー・コールの方は口元が大きいのです。ホログラフィーのように音像を浮き上がらせるような優秀なステレオイメージ再生が出来るオーディオ機器だと、かなり違いがはっきりと出ます。
別の言い方をすると違いがわからない場合は、再生機器、主にスピーカーに問題があるかもしれません。まあ好みの問題ともいえますが、音を音色重視で聴くようなスピーカーの場合に位相が揃ってない場合もあるのでその場合には違いはあまりわからないかもしれません。
どの曲も素晴らしいですが、特にお勧めするのは6曲目のDat Dereです。子供の笑い声に何度聴いても頬が緩んでしまいます。
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