マークオーディオのフィデリティムサウンド社とは仲良くさせて頂いています。ユニットの供給だけではなくJuveAcoustics発足の背中を押して頂いたり、とてもお世話になっています。社長の中島さんのいる南に足を向けて寝れないレベルです^^
そのフィデリティムサウンド社で主任をしているJunくんをご紹介します。まだ20代の若手のホープです。オーディオ業界の高齢化が進む中Jun君の存在はとても貴重ですし、今後の日本のオーディオ界を背負って欲しいという期待を込めてうちのHPでもご紹介します。
最近はステレオ誌でも何度も紹介されているので、ステレオ誌の読者ならもう既にご存じの方もいらっしゃるでしょうか。ステレオ誌も彼のような若手をホープとして期待しているのだろうと思います。
そのジュン君がJuveAcousticsに遊びに来てくれました。個人的に作ったJun SOBERを携えて!このスピーカーはMAOP5を使ったスピーカーなのでThe Block BeechのMAOP版との比較もしたかったようです。
設計の基本理念は私とよく似ています。ステレオイメージを意識した設計なのは一目瞭然です。ダクトは通常のパイプ型をリアに設置しています。ダクトノイズを嫌ってリアに設置したのでしょう。ブロックシリーズほどではありませんが、非常に美しいステレオイメージが展開されます。このスピーカーを聴いてすぐに発した私の言葉は「やりおる!これこのまま売れるやんけ!!」です。若いくせに生意気やっちゅうねん(笑)
まあ、私の好きな音、というのもありますけど。
フィデリティムサウンド社にはネイチャーコレクションの中に同じユニットであるMAOP5を使ったものがありますが、キャビネットを楽器に見立てたような美しいキャビネットの響きが楽しめる素晴らしいスピーカーです。キャビネットの美しい響きが楽しめる反面ステレオイメージの正確な表現はやや後退します。
一方JuveAcousticsのブロックシリーズはキャビネットの響きを極力排し、ステレオイメージの再現に全力を注いだスピーカーです。ステレオイメージの再現に関しては他の追随を許さないレベルに達しています。
そしてジュン君のJun SOBERですが、ネイチャーコレクションとブロックシリーズの中間の音の佇まいという感じです。そういう意味で非常にバランスの取れた設計と言えます。おっさん二人(中島社長と私)が音色!ステレオイメージ!とやってる間で大人のバランスを追求した感じでしょうか(笑)
うーん、20代でこのバランス感覚かよ、末恐ろしいわ。
木材はスプルース。いい音してるんですよねえ。
デザインも素晴らしい。ラウンド加工と斜めカットをうまくバランスさせてバッフル効果を無効化させています。このデザインパクったろか、と思うようなナイスなデザインです。
Jun君の後頭部。
この上の写真に写ってる右側のJun SOBERの向かって左側に重なってるスピーカーがありますが一番下の小さく見えるスピーカー、これ25年位前に作ったノンダクトバスレフの4号機なんです。最初期のものです。ユニットはアルペア5になっていますが、このスピーカーの音とJun SOBERの音が似た雰囲気でした。Jun君も同意見でした。
右手にMICRO_NC4のウォルナットバージョン(試作機)、左手にSOLID DICE(最終製品版)をもつジュン君のご尊顔です。20代の好青年なんですよ(彼女募集中です!)。
仕事上ではJuveAcousticsのスピーカーの測定をしてくれたり色々と助けられていますが、単なるオーディオマニアとしても歳はずいぶん違いますが私の相談に乗ってくれるくらい知識豊富な頼もしい男です。
2ウェイモデルも作成したりするので、シングルコーンにこだわりはあまりないようです。私や中島社長がネットワークを敬遠する中、彼はネットワークありでもイケる!と考えているようで、その作り出す音の繋がりは違和感のないスムーズなものです。また今後、Jun SOBERの2ウェイモデルもご紹介したいと思っています。
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