SOLID DICE PR11 と PR10のお客様のインプレッション

スピーカー

PR10はヤフオクに出品しましたがすぐに売り切れてしまいました。

購入していただいた方が少し前に鋳鉄でキャビネットを作っているキャストロンMP-01Cというスピーカーを出品していた方でしたので、鋳物で響きを抑え込んでいるスピーカーとPR10との違いなどをお聴きしたところ以下の感想を頂きました。

取り急ぎ
キャストロンとPR10を聞いた印象
私感ですがPR10の圧勝です。
100人が100人PR10を選ぶと思います。
まだ少し聞いただけですが、びっくりしています。
また、ご連絡致します。

というご連絡のあとに

メインシステムが完了して、サブシステムに取り掛かり、
Diapason Asteraの試作機を改造したものを入手し、良い音で満足していましたが、
たまたま安く手に入れた小さなスピーカーが、意外と良い音だったのをきっかけに、
小さなスピーカーにはまってしまいました。
フォステクスF120A.BC10.テクニクス10F20.パークオーディオDCU-F126W.
レクストSH-EP7.RQ-F7.キャストロンMP-01C.A&CオーディオPMS-061(Dolphin)
等を入手し最終的にマイクロピュアのCz302ES-XPに落ち着きました。
しかし、PR10の音を聞いて迷っています。
どちらもいい音です。
しかも対照的でCz302は楽器のように箱を鳴らすタイプ。
PR10は箱鳴りさせないタイプ。
箱鳴りさせないで、あのサイズで、あれだけの音が出るのが不思議です。
Cz302より小さいのに音は変わらない位です。
音の解像度はPR10の方が上です。その分高域が強く感じられる事が有ります。(当然アンプによりますが)
全体的にはバランスが良く、綺麗な音で
いつもは1曲1分程度の視聴が、2分3分となってます。
見た目もシンプルで気に入ってます。
個人的にはターミナルはPR04の方が無駄がない感じで好きです。
Cz302がCESショーで絶賛されたようにPR10が評価される時が来ると思います。
そしたらバージョンアップモデルや、プレミアムモデル等を販売して欲しいです。
今後の展開に大いに期待しています。

という嬉しいインプレッションを頂きました。比較しているスピーカーが高額機が多く、その中でこれだけ喜んでいただけていることにSOLIDシリーズの可能性を感じずにはいられません。多少高域がきつくお感じなられるようでしたがユニットが新品なのでエージング後に音はこなれてくると思います。

さて、新作の話です。

今度はフィデリティムサウンドとのコラボ商品のSOLID DICEとほぼ同じサイズです。

これとほぼ同じサイズですし、板材の使い方もほぼ同じです。

ユニットが異なります。アルペア5を奢ってみました。バッフルサイズはアルペアのフレームギリギリの設計です。サランネットがついていますが、ちょっと特殊です。サランネットにねじ止め?と不思議に思われる方もいらっしゃることでしょう。サランネットは取り外しできません、ユニット自体にネットを取り付けてしまいました。なのでサランネットごとねじ止めしてあります。

実はこのアルペア5はコーンにちょい跡がついてしまった訳ありユニットなのです。音に影響はありませんがコーンに跡がついているものを売るわけにはいかずにもったいないなーと。跡は丁寧に消しましたが消しきれませんでした。アルミなだけに一度ついた跡はどうしてもほんの少し残ります。

そうです、なのでネット付きにすれば見えないし問題ないかな?ということでこのスタイルです。

そこそこいい感じの外観になったと思っていますが、特筆すべきはその音です。

小型デスクトップスピーカーを、もうそりゃあ、何機種も何機種も作ってきました。本当にもう数えられない数を作ってきました。

しかし、このサイズ感のデスクトップスピーカーとして私が作ったスピーカーの中ではこれがベストです。

PR11siと、siを型番に入れても良いと思えるレベルです。PR04や上のフィデリティムサウンド社とのコラボ品でも、デスクトップスピーカーとしてこれ以上の音は必要か?と思える最上の音と思っていますが、このPR11はワンランク上です。やはりアルペア5の威力が凄いのかもしれません。

このユニットはダンパーを持たない構造なので大入力は厳禁です。そこさえ気を付けて頂ければデスクトップ上で極上のサウンドを楽しむことが出来ると思います。極上の繊細感と独特の奥行き感のある美しいステージが味わえます。

PR10やPR11でユニットを3インチのものにして大成功したと思っていますので、今後また3インチのSOLID DICEを作るかもしれません。

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