SOLID DICE PR17

スピーカー

 

 

少しSOLID DICE シリーズが続いていますが、今度はSOLID DICE PR17です。少し前に制作したSOLID DICE PR13との比較がしたくて制作したモデルです。PR13は下の写真の一番右側のモデルです。非常に精巧な音と言えるかっちりとした音です。バッフルに30mmのアフリカケヤキを使用しているので、ユニットの音しか聴こえてこないタイプの音で強靭なバッフルが余計な音をシャットアウトしているようなイメージです。そのステレオイメージはブロックシリーズとはまた少し異なるものですが、勝るとも劣らないレベルの優秀なもの。これはこれでこの方向性のスピーカーとしては最高レベルにあると思いますが、もう少し緩めて鳴らすのもアリかな、と考えていました。

そこで同じユニット、同じ内容積でもう少し緩めて鳴らすスピーカーにする狙いの設計です。上の写真の一番右側のPR13は外形寸法138×124×192で、内寸が108×94×148で1.5Lです。

そこで今度は多少のデザイン上の変化も求めて、PR13は少し横長ですが、逆にPR17は縦長に。
外形寸法122×133×155で、内寸100×111×133で1.48Lに。

PR13は全面アフリカケヤキでしたが、PR17はバッフルと背板のみアフリカケヤキを使用し、それ以外はアフリカンチークを使用しました。そしてバッフル含め全面板厚を11mmにしています。このサイズでは11ミリでも十分な強度になる硬い広葉樹ですが、PR13よりはほんの少し緩めて鳴らす意図で、やや薄めの11mm材で組み立てています。

完成したPR17です。なかなか美しくできたと思います。やはり1色より2色の方が見栄えがいいかもしれません。

後日SOLID DICE シリーズ4種類の比較動画をアップしますので、(PR13 PR15 PR16 PR17)アップが完了しましたら、ここで報告します。その前にこのPR17単独のyoutube動画をアップする予定です。

音は思ったほど緩くなっていません(笑)精巧な音で素晴らしいステージを表現します。PR13もPR13siにしようかと思うくらいステレオイメージは抜群でしたが、このPR17もPR17siしたいくらいのレベルです。そもそも位相を乱す原因が箱なりくらいしかないスピーカーですから、11mmと薄い板と表現しましたが、このサイズですから11mmでも箱なりを抑える強靭さは保っています。PR13はやりすぎなレベルで箱の鳴きを抑え込んでるイメージです。

比較するとやはりほんのりとキャビネットの響きが加わっています。しかし、形もユニットも内容積も同じですからそっくりな音です。この辺りほぼ同じ内容積のPR15(フォステクスと松系針葉樹、内容積1.6L)とは全く異なる興味深い結果になっています。その辺りはyoutubeに4機種の比較動画をアップ後にまとめてここに追記解説する予定ですので少しお待ちくださいませ!

このスピーカーの単独のyoutube動画です。比較動画は後日。

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