SOLID DICE シリーズ 販売開始 &  PR10

スピーカー

下の写真が私が設計したSOLID  DICEです。フィデリティムサウンド社のネイチャーコレクションとして販売が開始されます。既に一部店舗で販売され売れ始めたとのこと。今月中に音楽之友社のオンラインショッピングでも販売が開始されます。

非常に美しく小粋なスピーカーになっています。デザインがフィデリティムサウンド社のネイチャーコレクションと同一になり、サイドはラウンド加工ですが、それ以外はシャープなイメージの仕上げになっています。

同社がパンフレットを作製したのでご紹介します。

価格:48000円(ペア税別)52800円(ペア税込)

という事で、皆様よろしくお願いします^^

ネットではオントモのオンラインショップでそろそろ開始される予定です。

さて、このサイズ感のパッシブラジエーター式のSOLID DICEは上のフィデリティムサウンド社とのコラボ商品がありますので、JuveAcousticsとしては別サイズのものを出そうと考えて試作を繰り返してきました。もっと小さなものとサイズアップしたものを独自に出そうと考えています。

ブロックシリーズのラインに入れられるレベルの強度のものを試作してみました。

バッフル板に欅を使ってみました。コラボ商品のSOLID DICEではアフリカケヤキがバッフル板に使われています。とうことでこちらは欅です。しかも22mm厚にしてみました。このサイズで22mm厚の欅はブロックシリーズ並みの強度になります。

サイドと天板はアフリカンチークを使用しています。厚みは16mm。背板と底板はアフリカケヤキを使用(16mm厚)。3種類の重厚な広葉樹を贅沢に使っています。トータルでは4種類ですが、それは後述します。

ユニットはオリジナルのSOLID DICE(2.5インチ)よりサイズアップした3インチのアルミ振動板、CHN519です。

手元にフィデリティムサウンド社のものがなかったので、元になったオリジナルのSOLID DICEとの比較画像です。私が作成したオリジナルは全面ラウンド加工です。

サイズは148×145×207です。サイズ感の違いはこんな感じです。

比べるとかなりのサイズアップです。非常に良い出来になりました。このサイズのスピーカーとしては他の追随を許さない出来であると悦に浸っていますがな。

The Block AshやThe Block Beechは音に完璧な静寂さをもたらした上での完璧なステレオイメージを表現しますが、このSOLID DICE  PR10はパッシブラジエーターから背面に音を放射しているためにThe Block シリーズのようなステレオイメージはそもそもが無理な構造です。

しかし点音源からもたらされる定位感の良さは抜群です。内容量は2.3リットル程度ですが、低音感としては4~5リットル程度の密閉箱くらい+アルファな感じと言ったら伝わるでしょうか。しかし、現実的な4~5リットルの箱と比べるとキャビネットの強度が段違いです。キャビネットの強度は確実に音に締まりをもたらします。しかしかちんかちんに固めたキャビネットと違いほんのりと広葉樹の良い響きを感じることが出来ます。そして背面にも音が放射されているために独特の奥行き感を味わえます。

独自性のないスピーカーを出すつもりはまったくないので、この独自性はJuveAcousticsならではと思っています。

相変わらずのiPhone撮影なので音は劣化していますが雰囲気は伝わるかと思います。

試作機ですが、出来が良いので販売します。綺麗にオイル仕上げで磨きました。手作業ですし全て無垢板のため傷や反りを補正しつつの箱であることをお断りしてきます。

ヤフオクの販売ページ  SOLDOUT

上で4種類の広葉樹を使っていると書きましたが、それは背面のターミナルです^^

ターミナル部分も作ったのですが、たまたまウォルナットのちょうど良い厚みの端材があったのでウォルナット使いました。ということでこのスピーカーに使っている広葉樹は、欅、アフリカンチーク、アフリカケヤキ、ウォルナットの4種類です^^

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