創造の館というyoutubeチャンネルがあります。今までは名指しは避けてきました。アンプで音は変わるってばよ、という記事で少し書きましたが、あんないい加減な戯言を信じている人間がこんな辺境のホームページにまで出没してる現状を鑑みて名指しで記事化することにしました。
一つ一つ間違いをここで訂正しようとも思いましたが、一つだけ訂正するだけで視聴者をミスリードしている詐欺みたいなやり方を明らかに出来るのでそこを指摘しておきましょう。
まず、このチャンネルは「アンプで音は変わらない」という結論ありきで話を進めています。しかし、この人わかってるんですよ、本当はアンプで音は変わるという事を。でも、5000円のアンプも100万のアンプも変わらないよ!とやれば喜ぶ人が大勢いることが分かってるんですよ。沢山の人が喜ぶ動画を作れば儲かりますからね。そのために「アンプで音は変わらない」を結論付けるためダンピングファクターをアンプとは別物として取り扱っています。もうね、何言ってんのよ(笑)
ダンピングファクターってのは、アンプ側からいうと出力インピーダンスのことです。ダンピングファクターはアンプの出力インピーダンスとスピーカーの入力インピーダンスの比のことなんですが、ここにアンプからダンピングファクターを切り離して別物とすることで活路を見出したんでしょうなあ。
ダンピングファクターそのものはスピーカーとの関係で決まるのだからアンプは関係ない、と。
もうね、酷すぎる(笑)
はっきり認めてるんですよ?この人。ダンピングファクターで音は変わる、と。でも、アンプとは別物として扱う事でアンプの音は変わらないと言い切ってる。
ダンピングファクターで音が変わるという事は、出力インピーダンスの値で音は変わる、ということですよ。
出力インピーダンスは何で決まる?アンプの回路設計で決まるものです。
もうお解りいただけたことでしょう。私は表現の自由は尊重しますが、嘘はいかんよ、嘘は。
あまりにもバカバカしいので無視すべきとは思いますが、オーディオを愛するものとして看過できず取り上げてしまいました。
想像の館では高いアンプは見た目にその値段の全てがかかっていると言っていますが、抵抗やコンデンサの値段は全部同じだとでも思ってるのかしら?思ってるわけないですよね。
こういうところ、本当に性質が悪い。中見ればプロの設計者じゃなくても高いアンプは高いパーツ使ってるのは誰でも分かる事です。しかし、そこは敢えて無視してブランドと見た目だけと言い切る辺り確信犯ですよねえ。本当に害悪と言えるほど性質の悪いチャンネルです。
これいうとゴールドムントとパイオニアの件持ち出すのが出てきますが、確かにあの件で私もかなり白けてしまったのは事実です。しかし、もともと現地価格との差が激しいステラ扱いでしたからさもありなんだな、と妙に納得し、スイスメイドクォリティを連呼するレバション氏が詐欺師にしか見えなくなったものです。スイスメイドクォリティってがわだけかーい!と突っ込んだ人は多いはず。しかし、日本のオーディオ界にとってこのゴールドムント事件に対するステラの罪は大きい。
話が逸れましたが、海外製のアンプは現地価格の2倍なら良心的ですし、3倍ならちょい高め、それ以上ならちょっと。マッキンのエレクトリやJBLのハーマンは良心的代理店のイメージです。
ま、とにかくあれですよ。想像の館はダメですよ、いやホントに、マジでダメ。
コメント
言葉遊びで上げ足とってもしょうがない。
普通の鉄心入りネットワークのコイルのインピーダンスは0.5Ω位有るんです。
空心コイルだと一桁大きくなる。 0.5Ωはカットオフ2.5kHz位の1.5mH 2way用です。
3wayの数百Hzだと数倍以上の抵抗値に成ります。 スピーカー6Ω用だから、DFは10以上に成りません。
普通のNFB使ったアンプのDFはアンプの裸ゲインに比例するので、高域のDFはどんどん下がる。
FDが主に関係するのはウーハーのf0共振辺りなので、アンプの裸ゲインは高いのでほとんどのNFBアンプのDFは20以上程度なのでほとんど同じ効果です。
アンプの歪も音源やスピーカーの歪の1/100程度なので、ブラインドテストでは違いを判定できません。
判定できると云うのはブラインドではないからです。
スピーカーの音質の違いはアンプの百倍も有るので分かります。
それを、想像の館の御主人は云いたいだけですよ。
N.Yasudaさま
言葉遊びで揚げ足を取っているつもりは全くないのですよ。
オーディオを愛する者として大真面目に危惧しているのです。
むしろ言葉遊び、DFをアンプとは別物として取り扱うことこそそれではないかと。
他の記事にも書いていますが、オーディオの音は部屋が7割、残りの3割のうちスピーカーが7割と考えています。
残りは9%です。アンプの影響はその程度だと考えています。
これを前提として、ブラインドテストと言われるものを考えます。
本物のブライドテストです。ある程度の広さの部屋でスピーカーの前にカーテンを垂らし、もしくは目隠しをしてアンプのブラインドテストをすることを仮定します。
大問題が2つあります。
自分の部屋と異なる未知の空間の音の響きの中で、どれだけ正確に音を聴きとることが出来るのか?
という点が一つ。
もう一つは20人がブライトテストした場合、ベストポイントで聴いている人間は数人だけ、という問題です。
f特的バランスと音色、アタックの再現性なんかで音を聴きに行く人は中央から外れてもそんなに影響はありませんが、
位相関係を聴きに行く人はベストポイントをずれては正確な音の把握は無理です。
客観的診断が出そうな現実のブラインドテストでさえ問題があると考えています。
そしてあのチャンネルのブラインドテストですが、固定抵抗入れただけでアンプからの信号を取り出し比較するという方法そのものがアンプの音を検証する方法としては、何の意味もないテスト方法と考えています。
そらその方法なら3000円のアンプも300万のアンプも差は出ないよ、としか言えない検証方法です。
アンプとは増幅器です。
・・・・この件については言いたいことは山ほどあるので、途中ですがコメントの返答に対してはこの辺でやめておきます。
長くなることは確実なので、やはり記事として挙げることにします。
DFが音に影響するのはごく一部と考えています。その辺のアンプの事についてそのうち掘り下げます。
お話にならないですね。素人が好き嫌いだけで書いたような内容です。もう少し勉強してから記事を書きましょうね。
貴重なご意見どうもありがとうございます。
創造の館を支持している方のご意見として真摯に受け止めたいと思います。
今後の記事づくりの貴重なご意見として参考にさせて頂きます。
初めまして、
私は主様のご意見に賛同します。 創造の館を知ったのはYouTubeでオーディオねたでした。 その後、ブログも見ました。 複数の内容に分かれていてオーディオ、車について見ました。
この人物は現在YouTubeや機器の修理、販売で生計を立てておられるようです。
何が言いたいかというと、YouTubeの試聴数を稼ぐために、わざと炎上を狙っているかもしれません。 無論まじめな記事や、修理記事もあるのですが、問題は自分の主張を通すため、データや計測数値をいいように誤魔化して、だから自分が正しいのだ と結論していることです。
例えば、「レコード再生はCDより音が劣るから投資は無駄」という動画では、レコード再生は低域と高域が再生できない、よって音質的に劣る、と言っています。 そしてそれが正しいかのような計測結果やグラフを掲示しています。
しかし本当かと調べてみると全く逆な説が多数見受けられます。 Sonyなどレコード再生特有の超低域の揺らぎや超高音成分を、CDでは得られない高音質化手段として、DSPを利用し付加するモードを考案し、最新のウォークマンに組み込んでいます。(Sony「バイナルプロセッサー」をご確認ください)
創造の館は、CDよりレコード再生音のほうが優れる(難があっても)、或いは両者では根本的に趣味趣向が異なるのだ ということは判っていながら炎上覚悟で「レコード再生は無価値」と言い切って視聴者数を稼いでいるのではないかと推測します。(ツリサムネという手法) 要は商売の手段としているのではないかと思います。
同様の例として、車関連で「GTRやスバルSTIはおばちゃん運転の軽についていけない」というものがあります。 車体が重くターボのため低速トルクが小さいのでスタートダッシュで軽に置いて行かれる、と主張していました。 これを見てなるほど・・と。
このようなことですので、私も当初動画のコメントで反論したことがありましたが、最近ではある意味哀れな可哀そうな人物だなと思っています。 創造の館という看板に潰されたお方かと。
jiro3さま
はじめまして、コメントありがとうございます。
私の記事が「わかってる人」にはちゃんと伝わるということを再度確認出来て良かったです。
この創造の館というチャンネルが嘘ばかりついていることは、正直どうでも良いのですが、
若いオーディオ初心者が鵜呑みにして信じてしまう事を私は危惧して記事にしました。
SNSが隆盛を誇っている現状で、このチャンネルの嘘に限らずいい加減なオーディオ知識がXなどでも散見され、そのことにも不安さえ感じています。
創造の館については、もう改めて言及する価値はないと考えていますが、正しい知識を発信する必要はあると思っています。
件のアナログの動画を見てみましたが、久しぶりに見て、そしてコメント欄見て正しい知識を発信することを諦めたほうが良いのかもとさえ思いました。
フライパンや卵、ガスレンジの存在を理解できない人間に目玉焼きの正しい作り方を教える意味はないのかも、と。
とはいえ、アナログに関する記事はそのうち上げるつもりではいます。
最後になりますが、創造の館の支持者さんたちが、定期的に私への罵詈雑言の書き込みをしてきます。承認せずにそのままゴミ箱に入れています。まともな反論にはちゃんと返信しますが、幼稚な反論はそのままゴミ箱に入れています。支持者たちもこんな感じですので、もう相手しない方が良いと思っています。という事ですのでよろしくお願いします。
私も、創造の館さんのユーチューブをみてふぅ〜んな感じです。実際に私はS社のBlu-rayを開発された方と対談したことありますが、何やってもオーディオの音は変わる。本当にオカルトを科学してるような世界ですと笑われてました。私はカーオーディオが主にやってきてましたが、あんなチャンネル信じてると、大ごとです 笑
物凄く反応が早い繊細なベリリウムのスピーカーとか絶対に制動力の高いアンプでないと鳴らせない訳で、鳴ってるのと鳴らせてるのは全く違う事な訳ですから
まして、レコードが劣るとかなにって感じでありそもそもまともなレコード再生の環境ないのかな?って思います。そもそもレコードには本国のオリジナルとかあるわけで、国のカッティングすら大きく音色にも関係するし、何もアナログの事を知らない方なんだと思いました。
主様、頑張ってください
こんばんは、
先ほど創造の館を覗いたのですが、主さんはまるで中世の牧師さんのようでした。 話し方も何か高圧的で我の言うことが「真実である」と言わんばかりで嫌悪感さえ覚えます。 一見まともな理屈のようですが実は自己主張を通すための理論武装でしかないですね。
アナログということで、レコードはマスターテープの信号によりカッティングされ、レコード針の振動を増幅して音になりますが、CDなどデジタルの場合はA/D、D/A変換、ノイズシェープを経て音になります。 レコードの音が生肉に近いとすると、CDの場合はミンチされたハンバーグかと。 音の鮮度が違うので耳のいい方にはたまらないのでしょうね。 アンプにしても同じことですね。
しかし私的には、CDやデジタルデータ中心で、アンプもD増幅です^^; デジタルは過去は芳しいものではありませんでしたが、最近はアナログを越えないにしてもかなり肉薄したところまで改善されてきていると思います。 SPが25cm二発ですので、アナログアンプではどうしても鳴らしきれなかったためデジアンにしました。 低域の駆動力が優れているためです。 かといって中、高域が劣るわけでなく満足できています(過去のデジアンは、アナログに比べると中域の密度が劣っていた)。
館の支持者が悪さをする。 Y動画を見ていると、レコード再生を取り上げているサイトでそういう嫌がらせのような書き込みコメントを散見します。 何を今頃レコードを語るのか、無駄だと。 多分その手の分子と思われます。(館の主ご本人かもです。) 人物を観察すると偏執的高圧的、神経質な方のようです、お気を付けください。
全面的に同意いたします。とにかく創造の館に主張には似非科学が多すぎます。特にB&W 801 D3の音の説明動画は驚愕のいい加減さでした。
彼の言説はオーディオを楽しもうと言う人の機会を奪っているとさえ思えます。そもそもステレオの理想的な聞こえ方が横一直線に並ぶはずという彼の主張が人間の聴覚を全く理解出来ていない事を自ら語っています。そしてそういった記事を書くと時々、もっと勉強してから記事を書けという御仁が現れます。私は本人ではないかと疑っています。
いずれにしても創造の館のいい加減な記事には私も遠慮なく批判を加えて行こうと思います。
はじめまして
創造が表すように思想を語り信者を増やし続けています。正しいことなら文句はありませんが
全く間違えていますし、修理(特にボリューム分解)も問題ありです。
増幅回路である以上アンプで音は確実に変わります。スピーカーのように大きくないだけです。
変わらないように聴かせるトリックやグラフを書いているだけです。
DFの測定にしてもオンオフ法では正しく測定できていないにも関わらず信じ込ませています。
YouTube上で試聴テストも彼は行っていますが、差が無いように仕上げているように感じます。
同じに思われている方を本日見つけてコメントさせていただきました。
主様は真空管アンプに精通していないのに妄想だけで注目されるブログを出すことに驚かされる。
アンプは周波数特性とDFで音が決まり、すべて説明できるとしているとしているが大きな問題です。
CD並みの音源で音の違いを確認してほしいとしているが、再生音の質が悪く違いがわからない。
YOU TUBEにあるストリームの曲を聴くとCD並みの音質だが、主様が音質比較のため加工した
ストリームの曲は音質劣化によりとても比較できる出来るレベルの音ではない。
この劣化した音で正解を回答しなさいと言っている。
聞いても音の違いはまったく判らないしオーディオマニアの考える音の違いの基準とはかけ離れている。
YOU TUBEにあるストリームの曲を再生するとオーケストラの楽器の定位も良く、臨場感のある音だか、主様の加工した音ではミニコンポ程度の音になっている。
初めまして。
かなり素人で場違い感ありますが、よろしければ返信いただけると嬉しいです。
今現在、ホームシアターを始めようとしてフロントLRとリアLRとセンタースピーカーの計5本をとりあえず集めました。
ワクワクで機器を集めている最中なのですが、先日創造の館さんのYouTubeを拝見した際、
「センタースピーカーは家庭用では不必要で、センタースピーカー抜きの4.1chが正解」
との動画見ました。
実際のところセンタースピーカーはいらないのでしょうか?
フロントスピーカーじゃなくてセンタースピーカーの間違いでした。
ひろたろーさん、こんにちは。
まず初めに。
私自身はサラウンド再生はここ15年ほどやっておりません。
2チャンネル再生に集中したいというのがその理由です。
なので現在のサラウンド事情はほとんどわかりません。
以上を前提にお話させていただきます。
センタースピーカーが必要ない場合、むしろない方が良い場合というのは確かにあります。
それはフロント左右のグレードが高く、センタースピーカーのグレードが劣っている場合です。この場合はセンターチャンネルの再生をフロントLRで再生した方が良いと思います。
しかし、センタースピーカーとフロントLRのスピーカーが同じシリーズのスピーカーである場合など、同じレベルの質を持つスピーカーであれば、センタースピーカーはあった方が良いに決まっています。
創造の館の該当動画は見ていませんが、想像はつきます。このチャンネルは害悪ですので、私は最早一切見ていません。時間の無駄です。
このチャンネルのやり方は明白です。AとBで比較するときに、コストがかからない方を良しとするスタイルです。オーディオはお金をかければ良い音になる、という従来の考え方に対するアンチテーゼのつもりなのかもしれませんが、おそらくは、その方が「ウケる」からだと見ています。結果このチャンネルは大成功しているのでシメシメと笑っている事と思います。
ご質問の件にしても、センタースピーカーがない方がコストがかかりません。なので、センタースピーカーを入れても大した効果はないです。とやっているのではないかと想像しています。
ご質問に戻りますが、同じグレードであっても、フロントスピーカーとは別メーカーの音の質が異なるスピーカーをセンタースピーカーにあてがうと違和感が出る可能性があるので、この場合もフロントLRのみの方が良いと思います。
しかし、同じシリーズの同グレードのものであるならばセンタースピーカーはあった方が良いに決まっています。フロントLRの負担が減るのはフロントスピーカーにとっては大きなメリットになります。
ご返信ありがとうございます。
言われてみればコストカットしても変わらない旨の内容が多いように思います。(センタースピーカーとかアンプの金額差とか)
再生回数が多かったので鵜呑みにしてしまっていました。。。
都合の良い内容だからといって安易に飛びついてはいけませんね!
センタースピーカーは同一メーカー同一グレードの物ならOKなんですね。
分かりやすく返信いただきありがとうございました!
YOUTUBEのコメント欄でたった一人で「ウザ絡み」している E と申します。
舘に対してまっとうな反対意見を読み久しぶりにすっきりしました。
「創造の館」の
「質問コーナー16~測定で音楽の複雑な表現わからないってホント?」に説明されている
「クロック精度の違いには、音に関係しない」云々と説明があります。
先ず「クロック精度」とは何かが、規定されておりません。
一般的には、周波数安定度と位相雑音で技術的に理解出来ます。
周波数安定度は、主にオーケストラ等の音像の定位に直結します。
ヘッドフォンでモニターして、周波数安定度E-13レベルを音像の定位で識別可能です。
位相雑音は、離隔10Hzで-120dBc/Hz未満が要求されます。これは、10Hz台のノイズレベルが無音になるレベルです。
声楽家がセシウムクロックで同期し制作した御自分のCDを再生しましたら、音の良さに感涙同然でした。
「ビクターエンタテインメント(株)はいよいよ、世界初のセシウム・ダイレクトカッティングCDを発売した。記念すべき第1弾リリースアルバムは、世界に誇る“天上のコロラトゥーラ”佐藤美枝子(メゾソプラノ/チャイコフスキー国際音楽コンクールでの日本人初の優勝者)の日本歌謡曲集「さくら横ちょう(VICC-60276)」(2002年3月21日発売)である」
デジタルオーディオ用に適合した低位相雑音のOCXO FTS 1000が内蔵されたFTS 4050(TC: 26s)を、日本ビクター(株)横浜工場で世界初のセシウムビーム周波数時間標準を使ったCDダイレクトカッティングに2002年2月2、3日の両日に使用した際に、ノイズフロアが小さい事(<-120dB)、即ち極めて小さく無音と同様のノイズフロアレベルの低さ(ヘッドホンでモニターして認識出来ませんでした)及び定位を含む音の自然さにJVCのプロの技術者及び参加されていた方々が吃驚されていました。
以上からも判明しますが「創造の館」が述べている事は、必ず疑う必要があります。
「創造の館」の
「質問コーナー16~測定で音楽の複雑な表現わからないってホント?」に説明されている
「クロック精度の違いには、音に関係しない」云々と説明があります。
先ず「クロック精度」とは何かが、規定されておりません。
一般的には、周波数安定度と位相雑音で技術的に理解出来ます。
周波数安定度は、主にオーケストラ等の音像の定位に直結します。
ヘッドフォンでモニターして、周波数安定度E-13レベルを音像の定位で識別可能です。
位相雑音は、離隔10Hzで-120dBc/Hz未満が要求されます。これは、10Hz台のノイズレベルが無音になるレベルです。
声楽家がセシウムクロックで同期し制作した御自分のCDを再生しましたら、音の良さに感涙同然でした。
「ビクターエンタテインメント(株)はいよいよ、世界初のセシウム・ダイレクトカッティングCDを発売した。記念すべき第1弾リリースアルバムは、世界に誇る“天上のコロラトゥーラ”佐藤美枝子(メゾソプラノ/チャイコフスキー国際音楽コンクールでの日本人初の優勝者)の日本歌謡曲集「さくら横ちょう(VICC-60276)」(2002年3月21日発売)である」
デジタルオーディオ用に適合した低位相雑音のOCXO FTS 1000が内蔵されたFTS 4050(TC: 26s)を、日本ビクター(株)横浜工場で世界初のセシウムビーム周波数時間標準を使ったCDダイレクトカッティングに2002年2月2、3日の両日に使用した際に、ノイズフロアが小さい事(<-120dB)、即ち極めて小さく無音と同様のノイズフロアレベルの低さ(ヘッドホンでモニターして認識出来ませんでした)及び定位を含む音の自然さにJVCのプロの技術者及び参加されていた方々が吃驚されていました。
更に、デジタルEQを、TCXOを内蔵したクロックジェネレーターにより96kHzのブランクフレーム信号で同期を取ったら音声信号でも判る自然さの違いがありました。
以上から、お判りになる様に、「創造の館」の情報は、先ず疑って確かめる必要があります。
言える事は、基本的に信頼出来ません。
創造の館」の
「質問コーナー16~測定で音楽の複雑な表現わからないってホント?」に説明されている
「クロック精度の違いには、音に関係しない」云々と説明がありますが、それに対しての追加項目等です。
先ず一般技術的にクロックに関して「クロック精度」とは言いません。更に「クロック精度」とは何かが、全く規定されていませんのは、「創造の館」の無知の似非科学の技術的な欠陥です。
私が追及した前回は、「周波数安定度」(音像定位は、周波数安定度E-13台未満でも判る)と「位相雑音」(ノイズレベルを無音にするには、離隔10Hz時に、-120dBc/Hz未満が必要)でした。
これ等に関しての必要な要求値は、
1.周波数安定度:E-12台、又はそれ以下
2.位相雑音:
離隔1Hz、-115dBc/Hz未満
離隔10Hz、-120dBc/Hz未満
離隔100Hz、-130dBc/Hz未満
今回は、追加してクロックの「ジッター」に関して述べます。
クロックのジッターとA-Dコンバータ等のS/N比の関連は、入力周波数が192kHzの場合、クロック・ジッターが、rms値で1㎰では、SNRCLK 118dBです。
入力周波数が96kHzの場合、クロック・ジッターが、rms値で6㎰では、SNRCLK 124dBです。
以上のクロック・ジッターは、市販品の中でも高品位のクロック・ジェネレータの例です。
クロック・ジッターの必要な要求値は、
3.クロック・ジッター:1ps rms(可能であれば、100fs rms未満が望ましい)
尚、A-Dコンバータに関してDSDは、PCMと比較し検討外の過去の技術です。
理由は、検索願います。
これ等に関連します私のWebページは、
htpps://www.ja2gxu.com
周波数時間標準(アマチュア無線用及びデジタルオーディオ用) | HFトランシーバーの局発の低位相雑音化の要求 : JA2GXU