BlockDuct-C149siとクリスマス&年末セール!

スピーカー

サイズは125×195×300

2.5インチユニットを使用した小型サイズスピーカーとして左右の板厚を変えて響きと音像フォーカスの両立を図る事に取り組んでいますが、非常に有効な手段であることがわかってきました。シャープな音像フォーカスに寄与しているのは左右のスピーカーの内側の側板の影響が非常に大きいという事。こちら

BlockDuct-C144siは非常に大成功したスピーカーですが、奥行き30センチのリアダクトです。理想的にセッティングした場合、驚くような低域に支えられた見事なサウンドステージを展開してくれます。小型化したときに最大限のストロングポイントを発揮するブロックダクト式ならではの唯一無二のスピーカーと言えます。

しかし、デスクトップやラックの上に乗せて使用する場合、奥行きの面で使いにくいという声があるのは事実です。というわけで奥行を20センチ以内に抑えたモデルを開発することにしました。第一弾は左右の板厚は同じでいきます。以前制作したBlockDuct-C140siと似た設計です。しかし、今回はフロントダクトにしています。

使用板材は以下の通り

バッフル:イエローシダー材(米ヒバ材)20ミリ厚
側板  :アフリカケヤキ材15ミリ厚
天・底板:ホワイトオーク材15mm厚
背板  :アフリカンチーク材15ミリ厚

型番BlockDuct-C149siという名称のCはコンビネーション(Combination)のCです。その名の通り4種類の無垢単板を使っています。BlockDuct-C141siでバッフルに使用したイエローシダー(米ヒバ)材がとても良いイメージであったので今作でもバッフルにイエローシダー材を使いました。そしてC141siでは鳴らす方向の設計だったので、今回はバッフル以外は全て広葉樹を厚く使ってがっちりとした方向にします。

イエローシダー材は針葉樹ですが目の密度が濃く建材にも使われる強度の高い木材です。そして広葉樹ほどの硬さはありませんがその分内部損失が大きい材と考えています。バッフルに使用する場合フロントダクトにすれば下部は厚み8センチになりますし、表面にある程度の柔らかさがあるためユニットのフレームを食い込ませるように取り付け出来ます。そして厚みを他の部分より多くし20mmにし、バッフル以外は異なる広葉樹でがっちりと組み上げる作戦です。

がっちりとぎゅうぎゅうに締め付け固定することが大事です。組み上げるときに重り程度で接着することが多いと思いますが、それでは全然足りません。JuveAcousticsのスピーカーは全てキャビネットのワンピース化を目指しているのでFクランプでぎゅうぎゅうに締め付けます。

使い物にならなくなったFクランプです。一番消費量が多いのがこのF型クランプなんです。このように曲がってしまう、ネジがバカになってしまう、など機能を果たせなくなったF型クランプの残骸が山ほどあります。私は怪力系なのですが、私が全力で締め付けるのですぐひん曲がってしまいます。

そんなんで音は変わるのか?こういう一つ一つの積み重ねが美しいサウンドステージに繋がると信じて制作しています。

キャビネットのワンピース化の極限の形がBlockDuct-A138siでありBlockDuct-A146siです。これらのスピーカーは左右の板を連結する構造のためキャビネットが完全にワンピース化しています。そのためキャビネットのSN比は類を見ない静けさを誇っており贅肉のない筋肉質の音です。サウンドステージの鮮やかさを美しく提示するためにユニットの音以外を極限まで抑えたスピーカーです。
それに対して今作のBlockDuct-C149siなどのCシリーズや現在ヤフオクで販売しているBlockDuct-137siは左右を連結していません。シンプルなブロックダクト式といったところですが、これらのスピーカーは低域が少しリッチに響きます。どちらかと言えばこちらの方が万人受けする音と言えるかもしれません。

とはいえバッフル最小の点音源化とあいまって、リアルなサウンドステージの表現はJuveAcousticsのスピーカーならではです。そしてサイズを超えたサウンドは狙い通りです。

このサイズのスピーカーはシリーズ化するつもりですが、今回のこのBlockDuct-C149siによりこの形を基本とすることにしました。奥行を30センチは上位機種と変わらないサイズなので、やはりこの奥行き20センチバージョンを基本とします。

そして左右の板厚が同じバージョン、異なるバージョン、薄板バージョンとそれぞれ魅力があるのでそれぞれまた発表するつもりです。

もうこれで十分じゃねえかな?と思う音でなっています。

全て天然の無垢材を使っていますので、木目の表情はオイル仕上げ完成後にしかわからない部分もあります。特に板目の場合顕著にでます。

濃く見える部分は傷ではなくもともとの表情みたいなものです。これも無垢材スピーカーの魅力の一つと言えましょうか。そしてスピーカー上部のコーナーのラウンドなどは突板では無理な形状です。この辺りは無垢材をそのままスピーカーの表面仕上げにしているから可能な仕上げです。

このスピーカーは一点ものになるのでヤフオクにて販売します。

BlockDuct-C149si クリスマス&年末セール① Juve... - Yahoo!オークション
サイズは125×300×195使用板材は以下の通りバッフル:イエローシダー材(米ヒバ材)20ミリ厚側板:アフリカケヤキ材15ミリ厚天・底板:ホワイトオーク材15mm厚背板:アフリカンチーク材15ミリ厚小型ブロックダクトシリーズですが、奥行を...

クリスマス&年末セールを実施しますのでこの機会に是非!他のモデルも順次セールします。

 

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