トランスミッションラインスピーカー その1

スピーカー

今週は長野県の朝日村にいます。マークオーディオの工場に来ています。1週間ほどログハウスを借りて滞在しています。この美しい山の景色、最高ですよ。

ただし、熊出るんで注意しろですと!

ということで、新フラグシップBlockDuct-A138siの今後の生産をこちらですることになるかもしれません。

その話をメインにこちらにきましたが、マークオーディオの工場の機材を使わせてもらい、トランスミッションラインに挑戦しています。

音道長1850mmです。折り曲げ回数が多いので計算通りの共鳴動作はしないかもしれませんが、吸音材を多めに入れてボーボー言わないJuveAcousticsの音になるか実験的制作です。

吸音材を多めに入れて1次共鳴だけをクローズアップするようなイメージです。いざ吸音材を多めに入れて側板で閉じようとしたところ、マークオーディオの社員のジュン君が「え?そんなにいれるんですか?それじゃ低音でないですよ!」と待ったがかかりました。

「出るよ、ちゃんと!」

「えー、出ないと思います!」

「じゃ、側板クランプにして、吸音材この多めのやつ、半分のやつ、ゼロのやつで試してみるか」

「いいですね、やりましょう!」

で、まずは吸音材多めのやつを鳴らしました。

「ほれみろ、出るやんけ!」

「ホントですね、引き締まった良い低音出るんですねえ」

で、いったん吸音材ゼロにして視聴。

盛大な低音が鳴り響きます。某工房製のバックロードバスレフみたいな派手な低域です。量が盛大なので、一聴凄い音に聴こえてしまうような音です。

「めちゃめちゃ膨らむな」

「でも、こういう音好きな人多いですよ」

「巨大な顔のボーカルはJuveAcousticsの音じゃねえなー」

で、次に最初の半分くらいの量で視聴です。

「うむ、良い感じじゃ」

吸音材ゼロの時より、多めの時に近い音です。インピーダンス特性も出てくる音も。しかし、低域の量は明らかに半分の方が良い。

ぐぬぬ、若造に負けたぜ・・・

という事で、ジュン君の言う通り吸音材は入れ過ぎだったようです。

もう少し調整は必要ですけど、すぐに完成しますので、完成したらまたご報告します。

プレゼント企画は、来週中に詳細を発表できると思いますので、もう少しお待ちを。

後3~4日滞在予定ですので、他にも試してみたい事があるので色々作ってみるつもりです。

その2

コメント