BlockDuct-137siとCシリーズ3機種、そしてSolidDice PR21

BlockDuct

販売中ですが、落とし込み加工とかしていなかったので、落とし込み加工を施し少し手直ししました。

落とし込み加工を施し、表面の艶消し仕上げを、半艶くらいに変更しました。そこで、このモデルを色々試聴したのですが、こんなに音良かったかなあ?と思うくらいの出来です。自分で言うのもなんですが、ダリ?B&W?JBL?かかって来いよ!ぼっこぼやで!とイキれるレベルや。

40Hzくらいからしっかりと再生出来ているのはさすが4インチユニットです。まあ、これはブロックダクト式の優れた点です。しっかり下から再生させてもその上が落ち込まない。シングルコーンの良さを最大限に発揮させた音はJuveAcousticsならではの音です。

デザイン的に私の作るスピーカーはステレオイメージを最重要課題にしているので細身のバッフル最小のものがほとんどですので、このBlockDuct-137siは珍しい部類になると思います。

こういうタイプの箱を15ミリ厚とか19mm厚の一般的な板厚にすると、利点とともに欠点もあります。利点としては中低域がリッチになる傾向があります。外に出される音と同じ音圧の音が内部で響き渡り箱を振動させることで箱全体が響きリッチに響きます。

そして欠点はその利点による弊害です。内部の音を受け止めきれないキャビネットは鳴き、そして位相を乱す原因となります。これはステレオイメージを出現させることを拒みます。シングルコーンで定位は良くても奥行きが出ません。

録音時のスタジオの静けさ、ホールの静けさみたいなものを表現できません。

この箱の形態でそれを解決するには、簡単な話、箱を強化するしかありません。BlockDuct-137siは全面30mm厚で構成し、背板の下部は板厚120mmになっています(つまりダクト長120mm)。これだけしっかり作るとJuveAcousticsが要求する音のレベルに達します。

なんか売れ行きが悪く長期在庫になっているのはデザインのせい?音だけなら20万のプライスタグ付けたいくらいですけどね。

BlockDuct-137si 4インチ版 JuveAcoustics ブロ... - Yahoo!オークション
ユニットの取り付けを落とし込み加工を施し、スマートに見えるようにリニューアルしました。ウレタンニス塗装のモデルですが、艶消し塗装を半艶くらいに変更しました。128000円→78000非常にマッシブな音を奏でるBlockDuctブロックダクト...

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実はこのモデルの後継機?になるようなものが設計の最終段階に入っています。146の制作や補修なども入っており遅々として進みませんが、近日中に公開できそうな感じのところまで来ていますが、価格は無垢極厚ウォルナット使う予定なので少々高くなると思います。

さて、現在販売中のCシリーズを3機種、改めてご紹介したいと思います。

下の動画でCシリーズ3機種とSolidDice PR21、そしてBlockDuct-137siの聴き比べが出来るようにしてみました。

Cシリーズはコンパクトなサイズでリッチな音でありつつ、美しいステレオイメージを追求したモデルたちで、実際に聴いて頂くと皆さん驚かれる小さな巨人的な自信作です。

BlockDuct-C144si

バッフルに国産の無垢ケヤキを使用したモデルです。左右の側板の厚みを変える事でシャープなフォーカスを維持したままリッチな音を実現しています。リアダクト式のブロックダクトです。低域再生が見事な小型モデルです。縦が20センチくらいで奥行きが32センチのモデルです。

BlockDuct-C149si

バッフルにイエローシダー22ミリ厚の無垢材を使用したモデルです。
天板はホワイトオーク、側板はアフリカケヤキを使用。背板はアフリカンチークを贅沢に使用したモデルです。異なる板材を4種類使って響きを分散させAシリーズ並みのフォーカスを実現、美しいステレオイメージが自慢のモデルです。コンパクトでバランスの良さを求めたこのCシリーズの中心となるモデルです。

BlockDuct-C150si Sold-out

こちらもバッフルにイエローシダーの無垢材を使用したモデルです。こちらは144と同じく左右の側板の厚みを変えたモデルになります。厚みのある方を内側にすることでフォーカスは締まり外側の薄板が響きを加味させたJuveAcousticsでしか味わえないJuveAcoustics独自技術のスピーカーになります。

注意点が一つ、落とし込み加工を施してあるのですが、内部に液体ゴムを塗布してあります。しっかり乾かしてからユニットを装着しましたが、ゴムが接着剤の役割になったようでビスを外してもユニットは簡単に外れませんでした。ということで、ユニット変更を考えている方はお勧めできません。

音はエネルギー感溢れる元気な音という感じです。

SolidDice PR21

スタンド付きのSolidDice PR21です。実験的にスタンド付属のSolidDice を制作しましたが、とても面白いものになりました。床に直置きで少し上を向かせて再生させると、点音源も相まって独特の奥行き深いステレオイメージが出現します。そのままだと少し低域が寂しい感じがする場合は積極的にトーンコントロールを活用すると、パッシブラジエーターが活き活きと動き出し本領を発揮し始めます。密閉型はトーンコントロールを使ってもバランスが崩れないのが大きなメリットです。

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