nonDuct-B129

スピーカー

少し前に今後の予定で1.5ウェイをやる旨書きました。

こんな構成で。

大幅に変更しました。まずはユニットの変更です。ユニットを二つ並べるとフレーム形状が違うより、同じ形状の方が見た目が美しくなる、とnonDuct-B127を見て思うわけですよ。そこで丸形フレームで582とほぼ同じスペックの316に変更しました。どちらもとても優秀な肉厚のアルミダイキャストフレームとポリプロピレンの組み合わせです。どちらも非常い優秀な低域再生能力を持っていますが、どちらも低域をしっかり出してあげると、少しだけ高域が物足りなくなる印象です。582はギリフルレンジでイケるかな、という感じで316はツィーターを足してあげたくなる感じです。もちろん個人的見解ですけど。

そしてフルレンジ+ツィーターでいくのならば、一般的な上がツィーターでその下にウーハー(フルレンジ)という配置よりも、フルレンジを上にした方が音の回折効果(バッフル効果)を考えると明らかにステレオイメージ的には有利ではないか?と考え始めました。

きっかけはB114に英国ミッション社製のウーハーを使ったことでした。そういえば昔のミッションやNHTなんかはウーハーが上のスタイルだったな、などと考えながら作っていたのです。ウーハーが上のスタイルのそれらのスピーカーのネットワーク仕様などはわかりませんが、フルレンジの再生がメインであるならば、ステレオイメージ的にはどう考えても上に配置した方が有利だな、と考え始め、そして実践してみることにしました。

 

こういう具合にです。

上下ひっくり返して効果を確認できます。

やはり思った通りの結果が確認できました。微妙な差ではありますがステージの奥行き感が広がり、ボーカルやギター、ベースの位置関係がより明確になります。

サイズは120×220×300 nonDuct-B127とほぼ同じサイズ感です。

ツィーターは1μFを2つシリーズ接続して0.5㎌にしてあります。1μFでは出過ぎで、0.68㎌でもちょっと気になり、0.5㎌でばっちり上手く繋がりました。接続は逆相にしています。

現在0.47μF一発で繋いでいます。

音はフルレンジの良さそのままにツィーターが持つ高域の良さをほんのり味付けしている感じです。アフリカケヤキの少し華やかな響きと相まって高域が繊細で美しく鳴るイメージです。

広葉樹のシリーズを何機種も作っていますが、やはり硬いものは響くというのが良く分かります。しかし良質の広葉樹は響きが美しいのも事実です。ブロックシリーズと比較すると再現されるステージは少し曖昧になります。曖昧と言ってもブロックシリーズは特別ですから、デノンやオンキョーや売れてるダリなんかの2ウェイブックシェルフよりもはるかにステレオイメージは明確に再現されます。

 

コメント