まずサイズですが
W230×H220×D200
ほぼ直方体という感じなので”BIG DICE”とします。当初はこれパッシブラジエーターにしようと考えていたのですが、内容積で6リットル以上取れるので、やはりここはブロックダクトやな、とブロックダクトのビッグダイスということに。ホントややこしい。ごめんなさい。
ユニットは久しぶりにTangBandです。ペーパーコーンの4インチで以前素直な音と感心したのでそのうちBlockDuctで作ろうと保管しておいたデッドストックのユニットです。
W4-930SGという型番でネオジウムマグネットを使ったモデルです。
今回は制作も出来上がった音も肩の力を抜いて楽しめるスピーカーがコンセプトです。そのため、見た目重視で色も遊んでみました。デニムブルーという色を使ってみたかったのですよ。バッフル最小のいつものコンセプトよりもバッフルで色を楽しむためにこのサイコロスタイルを採用しました。ポップスやロックをぶいぶい鳴らすスピーカーにするために中低域から低域にかけて厚みを持たせる音作りを目指しました。
そのために4インチのユニットで6.5リットルでブロックダクト式でFs70Hzならば、fd値は50Hz付近にするのですが少し上目に設定しました。58Hzに設定したのですが予想より下まで伸びており45Hzからほぼフラットに再生しています。非常に良い特性です。
使用材は全面アカシア集成材15mm厚です。
ブロックダクト部は背面上部に設置しました。上部1/3は板厚75mmと強靭です。
朗々となります。狙い通り非常に楽しいスピーカーになったと思っています。まー、見た目の楽しさっていうのは、見る人によって異なりますので、ださいよ!と思う方もいらっしゃるでしょうけど(笑)
しかし、今回このサイコロスタイルの作ってみて再確認できたのは、ブロックダクト式のメリットです。以前はこのスタイルで通常のパイプ状のダクトを使って低域に厚みを持たせる音作りで作ったものと比較すると、明らかにキャビネットのノイズ、ダクトノイズがありません。
具体的に言うとバスドラムの「ドスッ」の「ド」が綺麗なんですよ。そして「スッ」が綺麗に抜ける。通常のバスレフはこの辺りにノイズが乗りますからね。バスレフ嫌いの人はこの辺が気になるんだと思います。
久しぶりのTangBandですが、上手く料理してやったぜ。
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