キャビネットの音 nonDuct-B124siのキャビネットに2インチのユニット

スピーカー

スピーカーはキャビネットが一番重要である、とユーヴェは主張しています。もちろん異論はあると思いますし、ユニットを変えれば音の表情はがらりと変わります。むしろ音の表情というか細かなニュアンス、音楽性などはユニットに大きく依存します。

しかし、音像や音場の出方などサウンドステージの表現など、音の出方などはキャビネットによるところが大きいのです。

キャビネットの違いによる音の違い、などの動画をyoutubeに上げていますがiPhoneによる録音とはいえある程度伝わるのではないかと考えています。

今回実験をしてみました。制作中のnonDuct-B124si用のキャビネットの背面のスピーカーターミナル用の穴に2インチのユニットがぴったりはまることに気が付きました。

このユニットです。正確には2.2インチのAIYIMA製のユニットです。このサイズにしてはとても低域再生が優秀なユニットで何機種か作成しています。このユニットがnonDuct-B124siの背面の穴にぴったりとはまるのです。ビス止めしなくても大丈夫なくらいぴったりだったので実験してみました。

ユニットをはめ込む通常のバッフル面の穴にスピーカーターミナルをガムテープで固定し、背面にユニットをはめ込んで視聴してみました。予想としては低域は厳しいとは思うが、サウンドステージの表現は聴く前からある程度の自信はありました。このキャビネットは優秀だし。

2インチのユニットでこれだけのベースが再生出来ているのは予想外でしたが、おおむね予想通りの音です。背面にユニットをつけると意図した内部の空気の流れにはなりませんので、バッフル面にきちんとつけたら確実にこれ以上の音になると思います。ビス止めもしていないので3曲目あたりでビビり音が多少出てしまいましたが、実験としては十分でしょう。

ノンダクトバスレフ式のキャビネット、nonDuct-B124siのキャビネットがいかに優秀であるかをお伝えできるのではないかと思います。

この実験に使ったキャビネットはnonDuct-B124siですが、ラウンド加工ではなくいったん全ての角を45度カットで落としてからサンダーで滑らかにさらに角を丸めたニューデザインです。完成したらまたご報告します。

 

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