nonDuct-B127 途中経過

スピーカー

今後の予定で少し書きましたが現在制作中のnonDuct-B127です。

6面全てアフリカケヤキ(アパ)を使ったノンダクトバスレフ式2ウェイです。3インチのユニットで一番低域にガッツがあるのがこのHiviのB3Nというユニットだと思っています。ただし、これフルレンジで使うのはちょっときついところがあります。f077Hzというとんでもない低域再生能力を最大限生かした箱に入れるともともと高域が伸びていないのでちょっと残念なスピーカーになってしまいます。フルレンジでバランス取るにはfd値をあまり下までもっていけません。とても素晴らしいハイコスパユニットですが、なかなか使いこなしが難しい。

フルレンジと考えるから難しいんですよね。これウーハーと考えたらウルトラハイコスパユニットです。

そこでフルレンジ押しのユーヴェ工房としては珍しい2ウェイでいきます。しかし、普通の2ウェイはウーハーとツィーターを3キロヘルツ辺りでクロスさせるのが多いですが、そういう2ウェイにはあまり興味が持てません。実は以前このB3Nに合わせるツィーターを何種類か試したのですが、どうもうまくつながらない。同じHiviにアルミニウムのドームツィーターのTN19Sという型番のものを安かったので試したのですが、なんとうか安っぽい音になるのでボツにしたことがあります。

そこで思いついたのが2インチユニットのB2Sというユニットです。これフルレンジなんですが、私はこのユニットをフルレンジとして使いこなせませんでした。デスクトップ用の小型スピーカー造りにはまっていた時に色々試したのですが、バスレフ、密閉、パッシブラジエーター、バックロード、全部試したんですが、出てくる音がダイソーのものとあまり変わらない始末でした。まー、満足できる音は出せず、敗北を喫したユニットです。

B3Nのツィーターを探しているときには思いつかなかったのですが、ちょっと前にB3Nのツィーターにしたらうまくつながるかも?と思いついたんですわ。オールコーンの2ウェイになる。似たような振動板。能率は81dbと78db。デザインはばっちり決まりそう。

フレームが違うのでB2Sにフレーム作ってやればかっこよくなるかも、と3ミリ厚のホワイトオークの単板があったので化粧用フレームを作成したらいい感じに。

そして仕上げ後の写真がこれ。

良い感じのデザインになったなーと悦に入っています^^

ところで、途中経過なのはネットワークの調整中だからです。問題はクロスをどの辺りにするのか?です。B3Nは10KHzより上からいったん急降下してその上に17~8KHz辺りにピークがあります。フルレンジ押しのユーヴェ工房としては、やはりクロスを上にもっていきたい。ということで6K㎐くらいまでならB3Nは頑張れる。B2Sはフルレンジですが、6KHz辺りのクロスにして本当に上でしか使わない繋ぎ方にするのがベストと判断しました。

ということでもうすぐ完成ですが、なかなか良いスピーカーになりそうです。現状でも完成品としての完成度はあると思いますが、もう少し追い込んで完成させるつもりです。

このスピーカーもnonDuct-B126もそうですが、板材そのものにコストが非常にかかっているのでどうしても価格が高くなりますが、それでも音を聴いて頂ければ安いと思って頂けると確信しています。

このスピーカーは予価ですが、6万円前後での販売にな予定です。

nonDuct-B127 完成

 

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