バッフルをホワイトオーク16mm厚にして、ユニットをシングルサスペンションのAlpair5に変更したBlockDuct-C167si Ⅱです。キャビネットサイズはほぼ同じです。
サイズは114×148×190外形寸法はオリジナルBlockDuct-C167siと同じです。どうも僕はこの形状タイプのものが好きなようで、ユニットをシングルサスペンション(ダンパーレス)のAlpair5にしたいのう、とずっと思っていたのですよ。ということで、やっちゃおう!と。
値段が上がっちゃうことが懸念点で躊躇していた最大の理由です。だがしかし、その価値がある!とAlpair5導入に踏み切りました。

バッフルをオリジナルBlockDuct-C167siのアフリカンチークからホワイトオークに変更しています。16mm厚なので少し強度アップです。硬度的には3ミリ厚くなって同等かほんの少しの強度アップくらいです。ホワイトオークは非常に硬くて根性のある木材ですがアフリカンチークはそれよりも若干硬くて重厚です。ですが3mm厚いので同等より少しこちらの強度が上くらいな感じと思います。
音の響きとしては、ホワイトオークの方が若干明るい響きのイメージです。
天・背・底板はブナの13mm厚、側板はアフリカケヤキの9mm厚なのはオリジナルもこのバージョンⅡも全く同じです。

箱の響きとしてはバッフルの材は異なりますが、3種類の無垢材を組み合わせているのでトータルの響きとしては、おそらくブラインドで聴いたら違いはわからないレベルで同じと思います。
違いはもちろんユニットです。何度か書いてますが、私が一番好きなユニットがこれなんですよね。個人的にゆったりと深夜に好きな音楽を流すときは、ずっとこのAlpair5です。聴きなれてるだけでは?という突っ込みが入りそうですが、ま、そうです。私にとっての3インチの原器みたいなもんです。
音に関してはオリジナルBlockDuct-C167siのページを参考にしていただければと思います。オリジナルより少しずつ良くなっています。ただし、大音量再生する場合はオリジナルの方が良いと思います。このユニットの真価は小音量から中音量で発揮されます。ダンパーレスなため大音量再生にはそもそも不向きなユニットです。壊れちゃいますので。
具体的に言いますと、今これを書きながら(深夜です)ヴェルディのトラヴィアータをかけているのですが、ピークでヴィオレッタの最大音量が80dbに届かないくらいの音量です。平均すると65dbくらいでしょうか。オケの最大音量が70db~75dbくらい。
夜だとこのくらいの音量でも大きいと感じる方は多いと思います。
私は思うのですよ。通常使用する音量で一番いい音になるように設計するべきだと。

視聴会などのイベントでは大音量必須です。広い会場に多くの人。普通に100dbを超える音量です。もちろん、家で大音量で気持ち良く聴きたい時もあるでしょう。私もありますし。しかし、自室で静かに音楽をかけたいときに、満足できる品位あるスピーカーがどれだけあるというのか。プリメインアンプには通常ラウドネススイッチがあります。あれは小音量で再生するときに低域と高域をブーストするスイッチなんです。なんでそれが必要なのか?多くのメーカー製マルチウェイスピーカーは小音量にすると音が瘦せてしまうからです。重いウーハーにコイルとコンデンサーでフィルターを通すせいで、ユニットは繊細な動きなんか出来なくなるんですよ。ローレベルで解像度はめっちゃ落ちます。
そこでフィルター無しで、軽いコーン・軽い駆動系のフルレンジです。そりゃ圧倒的に有利です。アンプ直結なんですから。コイル一個で10メートルや20メートルなんてザラです。そんだけの銅線通ってからユニット動かすわけですから繊細な音をローレベルで出すのはムリゲーというものです。

じゃ、なんでみんなそれをやらないのか?
はい、ここ重要です。
出来ないからです。低域を出せないんですよ。特にこれだけ小型化したサイズで低音を出す技術を世界中のどのメーカーも持っていないのです。フルレンジで低域を出す技術を持たないから、小型化したスピーカーにはサブウーハーが基本みたいになっているんです。
はい、もっと重要な事言います。
JuveAcousticsのBlockDuctテクノロジーは違います、それを可能にした革新的技術なのです。
ガラスユニットの発案者の青木博士に最近よく言われてるのですよ。
「野上さん自身がこのブロックダクトの凄さをちゃんとわかってないよ!野上さんが考えてるよりずっと凄い技術だよ!」と。

他のお客様にも言われたのですが、過去100年間、トータルで何千、いや数万人のスピーカー設計者が世界中にいたはずだ。でも誰も出来なかったことをあなたはやってのけてる。何やってるんですか!もっとちゃんと周知して沢山の人に届けるべきです、と。
わし、結構HPですげーんだぞ!と自慢してるのですが、それでも足りないようです。どうやら私が考えてる以上に凄い技術のようなので、今年はこれからBlockDuctをもっと本格的にプロモーションしていくつもりになっています。
話が少し逸れたので戻しますが、そういう小音量でオペラをちゃんと再生出来る品位あるスピーカーということです。そしてそれはわしにしか作る事が出来ない、ということなんですよ。
派手な音じゃありません、でも素晴らしい小型スピーカーになっています。
128000円くらいで販売しようと思っていたのですが、制作時に、欠けが発生という悲しい出来事がありまして・・・
綺麗に補修したのですが、補修後が下の写真です。ちょっと離れて見ると木材の模様に見える程度までは補修出来ました。
当初は販売せず自分用にしようとも思ったのですが、補修跡を触ってもわからない状態まですべすべになったので販売することにします。
とはいえ、新品なのに補修したものなんてちょっとあれなので、オリジナルと同じ値段での販売にします。
オリジナル167siがBASEで108000円でしたので、値段的にはお得と思いますので良かったら是非ご検討くださいませ。
下の写真が補修跡のアップです。板材の模様にある濃い部分と同じ色合いになるように補修してあります。


補修が気になるからもっと詳しく!という方がいらっしゃいましたらお問合せから気になる点をお知らせくださいませ。


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