SOLDOUTになりました。ありがとうございました!
前からずっと使ってみたかったとても希少で貴重、そして高価なパープルハートを
弩級コンパクト第4弾でとうとう採用しました。
まずはパープルハートについて。
パープルハートは、中央〜南米の熱帯雨林に自生するPeltogyne属の広葉樹で、
樹高30〜50m、直径1m級に育つまで100年以上を要する成熟木から採られる希少材です。
切削直後は灰紫色ですが、空気と光によって鮮やかな紫へと変化し、
さらに経年で深い紫褐色へと落ち着きます。
比重0.86〜0.90の圧倒的な剛性は箱鳴りを抑え、
スピーカーキャビネットとしては立ち上がりの速さ・輪郭の明瞭さ・高い音像定位を実現します。
剛性はブビンガと同程度くらい。ハードメープルより硬いとにかく頑丈で高密度なハードウッドです。
圧倒的な解像感を聴かせてくれるAlpair5Gの良さをすべて全面に押し出す設計です。どのユニットよりも圧倒的に余計な音を出さずに振動が止まるそのガラスコーン最大の特徴を可能な限り音にする意図のもと練りに練った渾身の自信作をお届けします。

私が設計するスピーカーは押並べてスタジオの静寂を表現します。箱の鳴きを徹底的に排除することで、純粋にユニットの音のみをお届けするスピーカーです。ユニットの音のみ?それはディスクに入っている信号のみを再生するスピーカーです。
つまり音がなるとスピーカーの存在が消え空間に音楽が現れます。低音がすごい!とかシンバルの音がすごい!とかそういう一般的なオーディオの評価基準とは異なる音楽空間が現れます。そこにはただ音楽のみが現れます。
私はそんなスピーカーをお届けしたいのです。
そしてそれはBlockDuct-AG146siやBlockDuct-A138siで達成しています。弩級コンパクトシリーズはその音をコンパクトな筐体で達成しようという挑戦でもあります。

コンパクト化すると当然低域再生には不利になりますが、BlockDuctによるノイズレスなJuveAcoustics独自技術でその問題を解決しています。
さらにこのパープルハートを使ったBlockDuct-CG169siは板材の持つ特性を最大限利用しています。すなわち最も鳴きにくい板材構成になっています。
サイズは165×160×230。
バッフルと天板はハードメープルの23ミリ厚(無垢単板)
背板と底板はホワイトアッシュの25ミリ厚(集成材)
側板はパープルハートの23ミリ厚(無垢単板)
概算ですが、外形寸法に対して内容積は36.6パーセントです。
非常によく似たコンセプトです。音の在り方はとても良く似ています。ただし内容積は約2/3です。
上のBlockDuct-CG165siと今作のBlockDuct-CG169siの音の傾向を比較すると、若干ですがパープルハートの今作のほうが明るいイメージになります。ウォルナットのほうが気持ち落ち着いた音のイメージです。
ただ。ブラインドでぼやっと聴いたら区別できないくらいの差です。とはいえ、このハードメープル&パープルハートの組み合わせは唯一無二の音世界があると感じています。内容積2リットルちょっとで47~8Hzからしっかり再生させるのは、おそらく世界でJuveAcousticsのみです。このサイズにこの板厚のハードウッドでスピーカーを組むなんてバカはわししかおらんし。
しかし、ベース帯域の実在感を表現するにはそのエネルギーを受け止めるキャビネットが必要なのです。しっかりベース域は表現しますが、決して膨らまない。巨大なベースにしない。音像はシャープに結ぶこと、すなわちそれはステレオイメージ再生にとっての最重要課題です。
これをクリアするためめには、スピーカー内部に放出されるエネルギーをしっかりと受け止める揺るぎない強靭なキャビネットが必要なのです。

10畳くらいまでの空間であるならば、そして爆音で再生しないのであれば世界中のどのスピーカーでも圧倒できると自信をもってお届けできる逸品です。
とても希少で高価な板材ですが、たまたま入手できたので製作できましたが、この板材を安定供給できるようにしてラインナップに加えるとなるとペアで安くても40万円のプライスタグをつけることになると思います。大手メーカーなら100万以下では絶対に出さないと断言しておきます。

無垢パープルハートを使ったスピーカーなんて確実に唯一無二でしょう。
第2弾(4インチバージョン)分の板材は確保しているので兄弟機は今後1セット分出すと思いますけど^^
このスピーカーは製作に通常の3倍の時間がかかりました。削ったり切ったりすると紫じゃない断面になるんですよ。最初、え?紫に塗装した偽物パープルハートなのか?!と驚いたくらいです。
ま、調べたら光と酸化反応で紫になるということで、放置したら紫に発色しだしたのでホッとしました。で、仕上げに水研ぎしたら、なんか色薄い?状態になり、また数日放置。そんな感じで、まあ扱いにくい木材です。

扱いにくいけど、美しいし、音は最高レベル。とても気に入りました。
内容積2Lちょいでこの音を出せるようになったことに我ながら感慨深いものがありますぜ。木の塊をくり抜いたようなワンピース化したキャビネットから表現される音楽は、まさにJuveAcousticsの音です。
この珍しい紫色は経年で色は深みを増していくとのことですので、まるでワインのようです。音も含めてこのBlockDuct-CG169siは宝石のようなスピーカーになったと思っています。

背板と(見えていませんが)底板はホワイトアッシュです。ここが実は重要なピースです。異なる硬度で不要共振を吸収する意図もあります。
企業秘密ですがハイスピードな低域の要になっている小口径ダクト。筒状の通常のダクトではボーボー言って音になりませんがBlockDuctならノイズレスです。ダクト周辺の空気の動きがコントロールされています。
少し高価とは思いますが、その価値があると思います。ご質問やご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ。




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