4インチ版のフラグシップ機が完成しました。
総白タモ(ホワイトアッシュ)です。
昨年末から取り掛かってようやく完成しました。
サイズは168×380×360です。内容積は11L。内容積は124siや130siの倍の容量です。
内部構造はこれまでのブロックダクト式(旧名ノンダクトバスレフ式)
バッフル側下部1/3は125mm厚という強靭なものになっています。
ユニットの口径を1インチ大きくすると、これまでと同じ板厚構成だと上手くいきませんでした。130siが表現していた静けさが出ません。それでも他のどのスピーカーよりステレオイメージは鮮やかに表現出来ますが、130siの方が上です。超えることは出来なくても同じレベルのキャビネットの静けさは開発の絶対条件です。
大型化して130siと同等の強度(キャビネットの静けさ)を持たせるには板厚が同じではダメという結論になりました。
そこで取った解決方法は一番重要なバッフルを50ミリ厚にすること。そして白タモの採用です。バッフル以外を25mmにすることで25ミリ厚の板材だけで制作可能になります。バッフルは2枚重ねで50mmにします。
結果この50ミリ厚は効いています。とても効いています。
来月(5月)12日に損保会館で行われる無線と実験のイベント用に写真が必要だったために、一緒に出店するフィデリティムサウンド社に持ち込んで撮影したのですが、その際に鳴らしました。
中島社長の第一声「ハイエンドオーディオの音だ」でした。
そうです、まさにそういう音になっています。
130siの静けさの表現を保ったまま低域拡大とスケールアップに成功しました。
やったぜ
もはや小型スピーカーの範疇を超えている大きさになっていますが、スピーカーの存在が消え、スピーカーの間にリアルなサウンドステージが浮かび上がる、そんなJuveAcousticsの音にきっちり仕上がりました。
低域は30Hzから20KHZまでばっちり再生出来ています。フルオーケストラのバスセクションの音をきっちり聴くことが出来ています。
白タモ50mm厚なんて馬鹿げたスピーカー作るのはうちしかないと思います。これ以上馬鹿げたスピーカーって30mm厚でデスクトップ用の小型パッシブラジエーター式のSOLID DICE PR13くらいしかないでしょう。あ、それもうちのスピーカーや。
販売価格は今のところ258000円程度になる予定です。最初の数台・・・2~3台は記念として安く出そうと思っています。予約割も考えています。
凄いスピーカーになったと思っています。
2台限りですが販売はこちら
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