サイズは114×148×190
下に3種類の点音源シリーズの写真があります。

そして下の写真が以前の作品と今作BlockDuctC167siです。


今作のテーマはマイカ振動板の採用です。上の左の写真はBlockDuct-C164si “Chestnut”です。BlockDuct-C164si “Chestnut”はウォームな音を目指して設計しました。狙い通りというわけではありませんでしたが、低域のリッチさは小型とは思えないレベルにあり、マイカ振動板の爽やかな高域の質感と相まってとても良いスピーカーになったと思っています。BlockDuct-C164si “Chestnut”の音量を上げた時の側板の鳴きを抑え気味にし、ウォームな音は一旦忘れやはり素直にJuveAcousticsならではの音でいくことにしました。
そこで形状そのままに板材の選定を変えて再設計です。低域の質感というのは不思議なもので形状が同じだと同じ感覚になることが多いのです。この形状は先日販売した4インチバージョンの弩級コンパクトBlockDuct-C162siの構造を踏襲しています。
これです。これは大成功したモデルです。
ま、みんな発表するものは大成功したものばかりなんですけど。これはこの構造のBlockDuctスピーカーとしてひとつのヒントになったモデルなんです。そしてこのモデルを踏襲し更に小型化したのがBlockDuct-C164si “Chestnut”です。そして今作です。

構造自体上の2モデルと同じで、この「カタチ」には大きな意味があると考えています。
通常スピーカーを設計する際は外形を意識して作られます。ま、ただの箱ってのも多いですが。ですが、私は内部構造ありきで設計しています。内部の空気の動き、流れ、密度などをイメージして設計しています。スピーカーはキャビネットである、というのが私の主張ですが、大事なのはスピーカー内部なのです。
そして私の中でその内部とブロックダクトの真のメリットなどがうまく繋がり始めています。

外部的には点音源スピーカーです。フレームぎりぎりの横幅。シングルユニットによる位相の乱れが一切ない形状です。内部容積は1.8リットルくらい。この容積で、点音源スピーカーを謳っている物はいくつかありますが、低域は割り切ったものばかりです、もしくはサブウーハーを足すのが前提のものとか。

しかし、JuveAcousticsにはブロックダクトテクノロジーがあるのでこの容積でリアルなベースさえも再現できます。浮かび上がるボーカルとリアルなベースをしっかりと両立させています。
バッフルにアフリカンチーク(t13mm)、背板・天板・底板にブナ(t13mm)、側板にアフリカケヤキ(t9mm)と異なる強靭な広葉樹を3種類組み合わせて材固有の振動を分散させています。
いやしかし、木材の使い方でこれほど音が変わるというのは本当に面白い。面白くてやめられない状態です。
ところで、JuveAcoustics史上最小バッフルモデルが登場予定と予告していたのを読んだ方もいらっしゃると思いますが、、、あれは、、、ボツになりました。20mm厚のウォルナットバッフルで小型化に挑んだのですが、ベースがポンポン言う久しぶりの失敗作になってしまいましたぜ・・・・
そのうちリベンジします。

このページの一番最初に3種類のスクウェアバッフルの点音源シリーズを載せましたが、全部アルミ振動板のものです。そしてマイカ振動板のユニットではそのスクウェアバッフルのものはありません。
詳しくは言えませんが、これには明確な理由があります。このユニットにはこの構造、このユニットにはあの構造、というより適切な組み合わせというのがあることがはっきとわかってきました。そしてその構造にはより適切な木材の組み合わせがあります。木材の比重表を手元に置いてその組み合わせを考えています。

今作も一点ものです。


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